教育システム(イーラーニング)と連携した人材派遣管理システムのメリット4つ

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2015年(平成27年)の労働派遣法の改正により、人材派遣業による派遣スタッフへの教育訓練が義務化されました。

人材派遣の会社に勤務する人の中には、派遣スタッフの教育訓練が追いつかない状況にある担当者もいらっしゃると思います。

この教育訓練にインターネットを利用した学習形態「教育システム(イーラーニング)」を導入すると、全国各地に勤務する派遣スタッフも動画で好きな時に好きな場所で学習でき、人材派遣業における派遣スタッフの教育開発・能力開発をサポートできます。

今回は、教育システム(イーラーニング)と連携した人材派遣管理システムのメリットについてご紹介します。

 

派遣スタッフへの教育システム(イーラーニング)の必要性と導入のハードル

2015年(平成27年)に労働派遣法が大きく改正されました。

厚生労働省・都道府県労働局によると、その改正内容は大きく分けて5つあります。

 

  1. 人材派遣事業は特定・一般の区別が廃止され、許可制度が一本化される。
  2. 派遣スタッフの期間制限が見直され、同一事業者に派遣できる期間が原則3年となる。
  3. 人材派遣の会社は、段階的で体系的な教育訓練と希望者に対してコンサルティングを実施する
  4. 均衡待遇を推進するため、人材派遣の会社は派遣先に賃金・教育訓練・福利厚生などに考慮し、その内容を派遣スタッフに説明する。
  5. 違法派遣と知りながら受け入れた場合には、労働契約申込みをしたものとみなされる。

 

この中で、人材派遣業に大きく影響する改正事項は、3の計画的な教育訓練が義務化されたことです。

この改正は、正規雇用である会社員と派遣スタッフとの間にある待遇の差をなくすため、人材派遣業に措置を講じさせることを目的としています。

これまで派遣労働者は、正規雇用の労働者と比べると職業能力を形成する機会が少なかったことへの考慮によるものです。

具体的には、人材派遣の会社が登録している派遣スタッフに対し、実際に就業している派遣先の会社で求められている専門知識やスキルなどを習得できるよう、段階的に系統だった教育研修を実施することが必要になりました。

 

しかし、様々な業種・職種の派遣先に就労し、全国各地に散らばって居住している派遣スタッフに対し、人材派遣の会社が一カ所に集合させて教育研修を実施することは難しいでしょう。

そこで、昨今のような情報社会で、人材派遣の会社が派遣スタッフに教育研修を受けさせる上で実用的なツールが教育システム(イーラーニング)です。

教育システム(イーラーニング)とは、インターネットを利用した学習形態のことです。

各企業で就労している派遣スタッフを一カ所に集めて研修を行う必要がないことから、人材派遣の会社が教育研修を実施する上で極めて現実的なツールであるといえます。

 

人材派遣業に教育システム(イーラーニング)を導入するメリット

派遣スタッフが教育訓練を受けられるよう、人材派遣の会社が導入することによって得られるメリットは数多くあります。

この教育システム(イーラーニング)にコミュニティ機能が付加されていたり、受注から会計システムまでを一括して組み込める管理システムと提携することができたり、人事派遣の会社にとって派遣サービスを一括して管理しやすいものも存在します。

 

派遣スタッフの技能向上による生産性向上

派遣スタッフが人材派遣の会社の提供する教育システム(イーラーニング)を受講する際には、それぞれのスキルに合ったカリキュラムでの教育訓練が可能となり、継続して受講することでスキルアップできます

派遣スタッフの技能がアップすれば派遣先での労働生産性も向上し、正規雇用の会社員との格差を是正する足がかりとなるでしょう。

 

教育のための人員を必要としない

人材派遣の会社が教育システム(イーラーニング)を導入すれば、人材派遣の会社でわざわざ派遣スタッフを教育するための人員を確保する必要はありません

教育システム(イーラーニング)は、システムの管理者と受講者のパソコンやスマートフォンなどの端末との間に学習管理システム「LMS(Learining Management System:学習管理システム)」を設置するだけで運用できます。

情報の相互性を保つためにLMSは規格化されており、異なる教材であっても高い互換性を維持することができ、最近では、コミュニティ機能を組み合わせた利用ができるもことも注目されています。

また、教育システム(イーラーニング)は業種別に教材を配信できるため、全国各地に居住し様々な業種で働いている派遣スタッフそれぞれに合った環境・内容で教育研修を受講できるようになっています。

このように教育システム(イーランニング)を導入することによって、労働派遣法の改正に伴う課題が解消されることは人材派遣の会社にとって朗報であると言えるでしょう。

 

派遣スタッフはいつでも、何回でも都合のつくときに学ぶことができる

受講者である派遣スタッフにとって、この教育システム(イーラーニング)が導入されることで大きなメリットがあります。

せっかく人材派遣の会社が教育や研修を行っても、受講者である派遣スタッフがその内容をよく理解してスキルアップにつなげることができなければ意味がありません。

その点、人材派遣の会社が教育システム(イーラーニング)を導入した場合には、派遣スタッフはその研修内容をいつでも何回でも自分の都合がよい時に繰り返し見直して学習することができます

パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットに対応しているものも多いため、通勤中や昼休みなどに受講することもでき、確認しておきたい箇所だけを納得が行くまで何度も視聴することが可能です。

 

派遣スタッフの理解度や進捗度を把握できる

教育システム(イーラーニング)を導入するメリットは、派遣スタッフが研修内容を繰り返し学べるということだけではありません。

人材派遣会社にとっては、派遣スタッフがその研修内容について、どのように理解しているのか、現在どこまで研修が進んでいるのかということを把握することができます。

使用されるLMSによって受講者である派遣スタッフと教材を管理するだけでなく、受講者の学習の進捗状況を管理することができます。

 

派遣スタッフ向け教育システム(イーラーニング)としておすすめのシステム5選

人材派遣会社が自社の抱える派遣スタッフの教育訓練のために教育システム(イーラーニング)を導入するのであれば、人材派遣業界に特化したシステムであることがのぞましいと言えます。

というのも、派遣スタッフが様々な業種に関わっていることから統制を取るのが難しい一面もあるからです。

ここでは、人材派遣の会社が派遣スタッフ向けに教育システム(イーラーニング)を導入する場合におすすめのシステムを5つご紹介します。

 

教育システム(イーラーニング):派遣のミカタ

次におすすめのサービスが、株式会社manebiの人材派遣業界の教育訓練に特化した「派遣のミカタ」です。

この教育システム(イーラーニング)「派遣のミカタ」は、派遣スタッフの教育や能力開発を支援するためのもので、下記の通り主に6つの機能・特徴があります。

 

  • 派遣法改正によって教育訓練に関して厚生労働省に対し、提出することが義務づけられた受講証明書が、わずか1分ほどで必要なデータを出力できる。
  • 複数ある教育システム(イーラーニング)の受講コースをセットし、派遣スタッフが習得する順番に動画を視聴できる。
  • 人材派遣に携わる会社は、派遣スタッフがどの程度、研修を理解しているかを確認するテストを設定したり、テスト結果を確認することができる。
  • 一通りコースでの学習修了後、受講した派遣スタッフは、これらの教育研修の学習場所を派遣先かそれ以外の場所で学習したかを選択できるため、人材派遣の会社が給与を2重払いするリスクを回避できる。
  • パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど全ての環境で教育システム(イーラーニング)に関する動画を視聴し、実施記録を自動管理することができる。
  • 教育システム(イーラーニング)で課題となる途中で学習をやめてしまう受講者に対し、継続を促すための自動配信を設定できる。

 

教育システム(イーラーニング)「派遣のミカタ」を導入する際には、それぞれの派遣スタッフに適したカリキュラムの作成をmanebi社がサポートします。

 

教育システム(イーラーニング):ross Learning

3つめは、株式会社クロスリンクの人材派遣業向けの教育システム(イーラーニング)「Cross Learning」です。

Cross Learningは、主に製造系企業への派遣スタッフに特化した教材です。

教育システム(イーラーニング)「Cross Learning」は多言語に対応しているため、昨今、増えてきている外国人労働者にも受講しやすいです。

教育システム(イーラーニング)「Cross Learning」は、1つの講座につき時間が1~2時間となっているため、他の講座と組み合わせやすいことも大きな特徴です。

学習する際のサポートやキャリアアップのためのアドバイス、人材派遣会社が厚生労働省に提出する学習記録の納品までを一括で提供できるサービスです。

 

教育システム(イーラーニング):ProSeeds

人材派遣に限らずあらゆるシーンにおける教育システム(イーラーニング)として利用されています。

教育システム(イーラーニング)の利用が初めてでも、教材制作や運用を支援してくれるサービスもあるので、初心者にとっても安心して導入しやすいです。

官公庁や金融機関などの業界でも利用されており、高いセキュリティ対策が施されている面も安心です。

多言語にも対応しているため外国人労働者にとっても使いやすく、パソコンだけでなくスマートフォンや携帯電話、タブレットなどからも受講できるため、各派遣スタッフにとって使いやすいスタイルを見つけることができ、受講率も高めやすいです。

 

教育システム(イーラーニング):リスクモンスター

リスクモンスターは与信管理のためのシステムですが、サービスの1つとして社員研修サービス・イーラーニングサービスを提供しています。

300コース以上の豊富な教材の中から、必要なものを必要に応じて受講することができます。プロ講師による研修も受けることができます。

人材派遣業はスタッフを派遣してから勤務記録に応じて後から費用を請求するため、派遣先が倒産してしまった場合、派遣会社はスタッフを派遣した対価を請求できなくなってしまう恐れがあり、派遣先の倒産リスクを把握しておきたいということもあるでしょう。

リスクモンスターでは取引先の倒産リスクを予測することができるので、そのようなリスク管理とともに派遣スタッフの教育システム(イーラーニング)としても利用できる便利なシステムです。

 

教育システム(イーラーニング)と連携可能な派遣業務管理システム:STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)

前述した4つの教育システム(イーラーニング)と連携できる派遣業務管理システムが、株式会社エスアイ・システムの提供するシステム「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」です。

STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)は、人材派遣会社向けの様々な機能を搭載する総合的な管理システムです。

 

  • 派遣スタッフに関する情報
  • 人員の配置
  • コンプライアンス
  • 勤怠
  • 仮払
  • 給与・賞与等の計算代行
  • 保険・年末調整

 

等の機能を有し、人材派遣業だけでなく、人材紹紹介、請負、業務委託などあらゆる形態の人材サービス業で利用でき、業務効率を格段に向上させることができます。

 

STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)は、教育システム(イーラーニング)と連携して使用することができる業務管理システムですので、人材派遣会社が教育システム(イーラーニング)を導入する際はセットで導入することをおすすめします。

個々の派遣スタッフのスケジュールや勤務状況、契約内容などから、いつ、どのような研修コンテンツを手配する必要があるのかに至るまで、瞬時に把握することが可能です。

研修が必要な派遣スタッフに対してスマートフォン等の端末を通じて研修コンテンツを配信することで、派遣スタッフは教育システム(イーラーニング)で学習をすることができます。

もちろん、人材派遣会社側は、その受講状況を把握できるようになっています。

 

>>STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)の詳細はこちら<<

 

教育システム(イーラーニング)と連携した人材派遣管理システムを活用しよう!

人材派遣会社が自社の抱える派遣スタッフに教育システム(イーラーニング)を利用して教育研修を受けさせる場合には、統合管理システムと連携できる学習教材が良いでしょう。

というのも、教育システム(イーラーニング)と連動する管理システムを併用すると、派遣スタッフの勤務状況やスキルアップの要否、スケジュール管理、厚生労働省への提出書類の作成などを全て一括して管理できるからです。

人材派遣業に関わるすべての業務を1つのシステムで管理できれば、余計な手間を省くことができます。

人材派遣の会社で派遣スタッフの教育訓練を担当されている方は、教育システム(イーラーニング)と連携できる人材派遣管理システムを活用してみては、いかがでしょうか。

また教育システム(イーラーニング)と連携できるだけでなく、派遣先とも連携できるシステムを導入すれば、さらに業務効率は改善されるでしょう。

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